気づく力
『10歳までの子育ての教科書』を題材に引っぱるのは今回までにしておきます。
辰巳渚先生の「しつけ編 育ちのいい子の作り方」から、「『自分がしてほしいことをする、されたらイヤなことはしない』のが基本。昔からよく言われていることなのに、なぜか、今のこどもはできないようです。その理由は『気づく力』がないからです。(後略)」・・・説明したらちゃんとできるのに、自分からは実行できないというのは、それをした方がいいということに気づかないからだ!ということ、蓋し正論であり、とてもよく理解できます。
「なんでそんなこともわからないの?そんな常識なんてちょっと考えたら分かりそうなものでしょ!」と思うことは社会の中にはたくさん転がっています。でもおそらく、その人はわからないのです。なぜなら、それに気づくような教育を受けてきていないから・・・。気づくことのトレーニングは大人になって始めようとしても到底不可能だと思います。何が気づくべきことなのか、それ自体がわからないはずです。それこそがお母さんお父さんから子どものころにきちんとされてきている「しつけ」。常識があり思いやりがある、それは人間として最低限持っているべきこと・・・どうか、もう一度それが当たり前になれるように、世のお母さんお父さん方は頑張っていただきたい。そのために、是非ともこの本を読んでいただきたいと切に願っております。
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