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残る者

時々襲ってくる、この将来への不安感。

考えないように考えないようにと思うけれど、つい考えてしまうこと。

仕事のことや経済的なことはたしかに不安です。手に職があるようでないに等しいわたしの老後は年金が出るまでどうやって生きていこうかとか、年金が出たとしても生きていけるのだろうかとか、たしかにときどき考えるようになりました。

でもそれよりももっと不安なことは、必ず夫婦二人のどちらか一方が先に亡くなるということ。相手を看取ったあとにひとり残ることへの不安が日に日に強くなります。子どもが居ないだけでなく、親しい身内が徐々に減っていき、社会との深いつながりを持つのがあまり得意でないわたしたち夫婦にとって、ひとり残ったときにどうやって生きていこうか?などと考える歳になりました。墓や葬儀の手はずなど考えたら、妻が残るよりもわたしが後に残った方が良いのだろうな。彼女が残ったら自分の処遇について他人だらけの中にいて不安で潰れてしまうかもしれない。そうだな、やっぱり私が後に残ることにしよう。「自分が死んだら大分の墓ではなくて南の海に散骨してほしい」というのが口癖の妻・・・それを実行してあげるためにも、私が残らなけりゃ。

でも、わたしが残ったとしたら、どんどん内に籠もってしまって実社会との関係をシャットアウトするかもしれないな。ブログやツイッターやインターネットに一日中没頭して、でもそのうちそんなことにも興味がわかなくなって、何日も一言もしゃべらない日が続いて、いつの間にか成仏する・・・それではいかん、と思って足掻くのだろうな。夢だったお遍路周りをするだけの意欲が残るだろうか。

「でも、きっとあなたの方が先に死ぬと思うよ」・・・冷たく語る妻の表情が一番暗くなる瞬間・・・こうやってわたしはまたうつの周期に入っていくのであります。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ジャ医 センセ

おはようございます。

最近、湿っぽい話題が多いようでして・・・。

幸か不幸か? 男の方が、平均寿命が短く、余命率も愕然と低くなっています事は、周知の事実です。

先程も電話がありまして、未明に叔父(80代後半)が無くなったとの事で、朝の一段落が終わり次第、そちらに行く予定です。

男性諸氏は口では強がりを言っても、殆どが「心配性」ですよね。
当然私もでゲス。

その点、世の女どもは「咽元過ぎれば熱さを忘れる」とでも表現しますか? ケロッとして次に進むようです。

「自分が先に逝く! 後の事は何とかなるさ!」が良いのではないでしょうか?
子供とは血が繋がっていますが、幾ら愛した妻でも、所詮赤の他人、血の繋がりはありません!  ・・・と割り切るより仕方が無いのでは・・・。

親戚、知人に「そのうち私は逝ってしまいます。 つきましては香典を今直ぐ、私に下さい! 香典返しは遺族が差し上げますので・・・」

おあとが宜しいようで・・・。
        
                     asuka3h 拝      

投稿: asuka3h | 2011年12月22日 (木) 09時08分

asuka3hさん

おはようございます。
というか、ご愁傷様です。謹んでお悔やみ申し上げます。合掌。

ありがたいことに、あちこちで男のサガと女のサガの話をしてくれます。皆さんには本当にご心配をおかけしました。別に私か妻が余命短い大病を患ったわけではございません。ま、ケ・セラセラで行きましょう!

投稿: ジャイ | 2011年12月23日 (金) 07時52分

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