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腰痛と付き合う

「結局この腰痛の原因がわからないままなんだよね。何かあるはずなんだけど・・・。」

ロッカールームで会うたびに浮かない顔でそんなグチをこぼしている同僚がおりました。わたしも周期的な腰痛と足のしびれと付き合うようになって10年以上になります。大きな交通事故で頸椎・腰椎ヘルニアを起こして以降だからあれのせいにしていますが、しびれはともかく、痛みの犯人がそれかどうかは本当のところ定かではありません。実際のところ、慢性腰痛の90%は原因不明であることと腰痛の原因にストレスが大きく関与していることが『腰痛のナゼとナゾ』(菊地臣一著 Medical Tribune)に書かれていましたが、読みながらとても納得できる内容でした。たしかに大好きなゴルフを前に腰痛が邪魔をすることはありませんが、練習は腰痛がひどくなってサボることが良くあります。出たくない会議の日はどうしたことか朝から腰もアタマも冴えません。痛みのメカニズムというのは本当によくできていると思います。痛みを感じるとその痛みを和らげる物質が分泌されます。ところがストレスや不安が強くなるとその物質の分泌が抑えられるのだそうです。さらに「痛み」はそれによって他の場所の異常を伝えている場合もよくあります。

わたしはもうすっかり慣れっこになりました。最近は滅多に手術はしないということが書かれていてとても気が楽になりました。原因がわからないとか痛みがスッキリ取れないとか、そういうことはあまり不安の対象になっていません。痛ければ休めば良い。そのうち時が解決させてくれる。原因が分からないということは重症ではないという証なのだから、少なくともこの状態よりひどくなった経験はないのだから、とそう思うと意外に付き合えるものです。

冒頭の彼はその後新しい職場で働いています。たまに出会うととてもニコニコしています。腰痛のはなしを聞かなくなりました。治ったのかもしれません。

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