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算数脳

試験で、難しい問題にぶつかったとき、明らかに何も考えずに時が過ぎるのを待つ人がいます。対照的に、なりふり構わず何かを書いてみる人もいます。その違いはどこにあるのか?

『10歳までの子育ての教科書』で、高濱正伸先生が書いた「算数脳」の育て方という文章を読みながら、そんなことを思いました。目の前の答案用紙に向かって(あるいは回答者の席で)、考えようとする努力自体を放棄しているわけだけれど、心の中では諦めているくせに、何かを考えているフリをする習慣の若者をみていると、きっと子どもの頃からそうやって切り抜けてきたのだろうなと想像できます。自分のプライドが傷つかないように無意識の自己防衛でやっているかのように見えますが、彼らは、知識がなくて答えられないのではなく、おそらく「考える習慣」を子どもの頃につけてもらえなかったのだろうと思います。テレビのバラエティ番組で、少ない知識でもそれを何とか駆使して答えを導き出そうとする”おバカタレント”のみなさんの姿を見ていると、その違いがよく分かります。

「『算数脳』とは、目に見えない部分もイメージすることができる『見える力』と、その力を活かして解答にたどりつくための『詰める力』のことです。」(P78)・・・この脳が、小学校の頃に作られているかどうかの違いなのだろうなと思うわけです。それは決して算数や計算が得意、不得意という話ではなく、最後までやりとげる力や相手をおもんばかる力を養うことに他なりません。

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