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なんともややこしい切り替え

今年の4月1日から糖尿病の指標であるヘモグロビン(Hb)A1cが国際基準表記に統一されます。糖尿病治療中の方や医療に従事しているみなさんは良くご存じでしょうが、HbA1cの値が日本で普通に使われている単位(JDS値)と外国で使われている国際標準値(NGSP値)で約0.4%ほど違っています。この複雑なズレが国際時代における日本からの情報の信頼性を下げるために統一させることになったわけで、「糖尿病関連検査の標準化に関する検討委員会」はいよいよ4月にそれを決行すると発表しました。

ま、単なる数字の統一ですから、最初は混乱してもそのうち落ち着くでしょう。ただ、どうしても今年じゃないといけないのかしら?今年の4月に保険診療報酬改定がなされるからそれに合わせて一斉移行するというわけですが、わたしたち健診機関が関与する特定健診・特定保健指導だけは2013年3月まで今まで通りのJDS値を使うというのです。それは、特保のシステム見直しが今行われており、2013年からシステムソフトの改修が行われる可能性が高いからだそうです。その結果、この1年間、完全に2重支配の数値が渦巻きます。それでなくても一昨年に糖尿病の基準をHbA1c(JDS)6.5%から6.1%に引き下げたばかりなのにそれがまた6.5%(NGSP)に替わるのです。数値だけ見るとあたかも元に戻った錯覚にとらわれます。現場はかなり混乱するでしょうね。だって、糖尿病の治療を受けている患者さんは、病院ではNGSP表示のHbA1cで評価されるのに健診結果はJDS表示で打ち出されるのです。・・・書いているだけでアタマがついて行かない感じがしますが皆さんはついてこれていますか?

なんかいろんな利権と政治的な何かが支配している臭いがしますが、今でも実質2重表示の中にいるのですから、完全移行を次の保険診療報酬改定の年(2014年?)にしても困らないんじゃないのかしら?学会発表する人が補正すればいいだけのこと・・・明らかな主役の取り違えが気になります。

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