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ストレスホルモン

今年も『健康スポーツ医学再研修会』に行ってきました。その中で、早稲田大学の坂本静男先生の「スポーツ界における2大問題点-スポーツに関連した突然死とオーバートレーニング症候群」を興味深く聴かせていただきました。

スポーツ中の突然死の主な原因が若い人では先天性冠動脈奇形と肥大型心筋症、壮年以降では心筋梗塞などの虚血性心疾患であり、その多くが心室性不整脈を起こすためだということは知っていました。ただ、実際には心臓にそんな特殊な病気を持っていない人の突然死も少なくなく、原因の如何にかかわらず突然死誘因の大部分は猛暑や過労や睡眠不足・体調不良だということが示されました。そこにはストレスホルモンが大きく影響してきます。そんなホルモンの変化を運動負荷後や断眠実験結果で示していただきました。結局は日頃のメディカルチェックで基礎疾患を確認し、体調管理と睡眠管理を心掛け、AEDを普及させればスポーツ中の突然死は予防できる、と結論付けていました。

『オーバートレーニング症候群』は名前くらいしか知りませんでしたし、トレーニングをやりすぎても返って成績は上がらないものだ、という程度の認識でした。これを初期の兆候(原因不明の競技成績の低下)のレベルで気付いてやらないと最悪、うつ病や競技人生の終焉、さらに性機能が一生戻らなくなることもあるということを知って驚きました。これも原因は運動ストレスの過剰で、これによって脳ホルモンのアンバランス(視床下部-脳下垂体機能不全)を起こすのだそうです。いつまでも続けると不可逆的になってしまう怖い病気。これは本人の自覚もそうですが、やはり指導者がしっかり理解しておかないといけません。

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コメント

運動は健康にいいけど、
やりすぎはよくない。。
バランスが大切なんですね。

投稿: ホルモンヘルス★吉野 | 2012年4月27日 (金) 16時57分

ホルモンヘルス★吉野さん

初めまして。コメントをありがとうございました。

ご専門だからもちろんご存じでしょうが、
運動は決してカラダにいいわけではありませんよね。運動するほどフリーラジカル出まくるわけですから。

いかにバランスよく生きるか、どうぞこれからもご指南し続けてください。

投稿: ジャイ | 2012年4月27日 (金) 21時50分

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