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濃い味

先日、朝のテレビ番組で『最近は濃い味の食品がはやっています』といっていたのでちょっと興味があって見てしまいました。「どうせ食べるなら味が濃い方がおいしいから、つい『濃厚』とか『濃い味』とか書かれているものを買ってしまいます」と、インタビューに若いお嬢さんが答えていました。

今はヘルシー志向ですし生活習慣病対策も浸透しているので、昔のように『濃い』=『高カロリー』とか『塩分が多い』とかいうわけではなく、企業はちゃんと研究して、塩分やカロリーを控えめにしながら代わりに「うまみ」と「こく」で、濃い、メリハリのある味を作り出しているのだそうです。営業努力のたまものですね。感心しました。

でも、やっぱり、「味が濃い方がおいしい」のかなあ。気になるのは、『味が濃い』=『おいしい』の味覚です。専門家たちが研究し尽くした成果としての「うまみ」を家庭で料理するお母さんが出せるとは思えません。その、巷の『濃い味』を再現しようと思ったら、結局高カロリーか塩分増量かになってしまう、少なくともそれを食べるお父さんやお子さんは、その味でなければ「不味い」と判断してしまう、そういうことになったら皆が不幸。しかも、『濃い味』ばかり好んでいくと、それの中味が何であれ、食べる人の舌(味覚)が鈍磨していく懸念。

わたしはやはり、『薄い味』が当たり前においしい、という味覚になれる工夫にもっと企業は精力を費やしてほしいなと思います。

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