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「月曜日が好き」

定期のコラムの載った機関誌が発行されましたので、公開します。

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「月曜日が好き」

♪お魚くわえたドラ猫、追っかけて~♪

日曜の夕方といえば『サザエさん』。この楽しいはずの番組が始まると、急にうら寂しくなる。何か見ていても面白くない。下らないと思う・・・そう感じることはありませんか? これが『サザエさん症候群』です。以前から問題になっていましたが最近またさらに増えてきているようです。もう日曜も終わり。明日の朝にはまた仕事に行かなけりゃならない。また一週間が始まるのか、憂鬱だなあ。・・・そう思うひとは少なくありませんが、それを「そんなことではいけない。せっかくやり甲斐のある仕事をしているのだから、きついけど頑張らなけりゃ!」と自ら鼓舞しているひとで、この『サザエさん症候群』の症状がある場合は要注意です。本人は気づいていないかもしれないけれど、「うつ状態」がかなり進んでいる可能性があるからです。

わたしは月曜日が好きです。週末はいつも遊び回っていてじっとしていませんが、日曜の夜に疲れが溜まった感じになることはまずありません(好きなことをしているのだから当たり前ですが)。『サザエさん』を見終わったら、「さ、明日からまた一週間が始まるぞ!」という気分です。ウキウキはしませんし、間違っても“仕事が好き”とは思いませんが、月曜がイヤという感覚になることもありません。そんな自分を見ていると、仕事のしがらみでうつ状態になることがしばしばある割には心の健康度はそう悪くはないのだろうな、と判断しています。もっとも、最近は月曜の朝だけちょっと周りのスタッフとリズムのズレを感じます。完全オフモードがオンモードに移るのに時間がかかるようになったのは歳のせいでしょうか。

自分の周りに“ちょっと元気がなくなっている”っぽいひとはいませんか? 職場には気軽に話せる同僚や上司はいますか? 『サザエさん症候群』は自分がそれかもしれないということに気づくことから始まり、休みの日に十分休むことが基本です。それはボーっと一日を過ごすことではなく、面倒くさくても動くこと。とにかく、仕事を忘れてオフモードになれるように努力してみることです。でもわたしは、職場全体の空気がいつも柔らかくて優しいことが何よりも重要ではないか、と思います。和気藹々(わきあいあい)とかアットホームとかいうのとはちょっと違います。自分の悩みを打ち明けるほど心を許したひとが職場にいなくても、空気が優しいと居心地は決して悪くありません。皆が互いを見守ってあげられる『気運づくり』~ちゃんと自分を見てくれている人が職場にいると実感できると、それだけで楽になります。

新年度のこの時期、新しい人間関係づくりをしなければならない重要な時期です。月曜日の朝に、皆が優しく「おはよう」と声を掛け合える、柔らかい空気づくりができる絶好の機会ではないでしょうか。

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