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『ミッションからはじめよう』

久しぶりにハウツー本を最後まで一気に読み上げました。しなければならないことが山積みなのに(だから)それらをほっぽって一日で読みました。それぐらいとても読みやすいというか、理解しやすい本です。数週間前にSクリニックの院長がfacebookでシェアしたのを見て早速amazonしました。

『ミッションからはじめよう MISSION PEOPLE』 (並木裕太著 ディスカヴァー・トゥエンティワン)

なぜ、問題解決本はリアルな問題を解決できないのか、なぜロジカルシンキングだけでは人は動かないのか・・・「ミッション」(使命)がただの願望や根拠のない夢や額縁の中に入った「理念」ではない、ということ。実際のビジネスの場面で大事なことは、分析することでも整理することでもなく、「実行」することだということ、その「ミッション」を作り「実行」するまでのプロセスを具体的に指南してくれている本です。老若男女を問わず多くのみなさんにお勧めです。わかりやすいのでもちろん理屈は読むだけで理解できますが、むしろ理解することより実行することが重要なのですから、しっかりとしたミッションを作って実社会に活かしていただきたいと思います。

全文の中でわたしが一番好きだったのは、「3.リアライズ編 録音し、再生せよ!?」の中の黒太字(P141-142)です。

「人の感情をなめてはいけない」
「どんなに美しい戦略でも実施されなきゃゴミ」
「どんなお粗末なアクションでも実行されれば、結果につながる」
「だとしたら、実行されれば結果が出る。実行されなければゴミ」
「なので、実行を担保するために、人の感情を動かすステップを大切に歩まなくてはいけない」

うちの組織のみなさん、わかるかなあ、これ?

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