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医者のつぶやき(前)

「先日特定健診を受けたら、説明してくれた医者が『これは心不全だ』とか『心臓肥大だろう』とか云うので怖くなりました。『腎臓も悪くなっている』っていうので慌ててドックを申し込みました」 ・・・先日うちの心臓ドックを受けに来た初老の女性は、開口一番、不安気にそんな受診動機を語ってくれました。

特定健診では心機能検査は行いません(安静時心電図は情報がないに等しく)から、きっとその先生は「あなたは心不全になっていますよ」という云い方はしてないのではないか(その場にいたわけではないのでわかりませんが)。問診に父が弁膜症だったとか心臓で亡くなったとか書いてあったからそれに対して独り言を云っただけではないか、と勘ぐりました。熊本市は過剰なくらいにeGFRを厳しく説明し、今にも腎不全だ透析だ的な脅し方をします。それはそれで問題なのですが、そんな状況を考慮しても『腎臓が悪い』データではなく、いわゆる”年齢相応”よりむしろ若いくらいで、大したことはありません。

「夜に趣味で踊りのけいこをしています。これやめた方がいいですか?」と不安気な彼女に、すべての検査を終えてからこう伝えました。「何の制限も要りません。翌朝に疲れが残るようなら少し軽くしてほしいですが、そうでなければもっと楽しんでください。少なくとも心不全や腎不全はありませんから安心してください」。

(後)につづく

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