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高齢者の認知機能は筋トレで改善する

軽度認知障害を持つ高齢者(70~80歳)女性を対象にした介入試験で、有酸素運動よりもレジスタンス運動(筋肉トレーニング)の方が認知機能の改善に寄与し、脳の可塑性に改善が見られた、という報告が先日のMTProに掲載されてました(カナダ、ブリティッシュコロンビア大学Lindsya S. Nagamatsu, Arch. Internal.Med 2012:172)。

レジスタンス運動(ウエイトトレーニング)群と有酸素運動(ウォーキング)群とバランストーン運動(ストレッチ&バランス訓練)群とで比べてみると、レジスタンス運動群で連想記憶能力が有意に改善したというのです。レジスタンス運動で関連記憶が改善し(関連記憶障害がアルツハイマー病初期の特質なのだとか)、同時にそれに関わる領域の血行動態活性に正の機能的変化が認められたそうですので、軽い認知障害が出始めたら積極的に筋トレをするのが良いみたいです。ちなみに、有酸素運動は、平衡性や運動性、心血管能力の改善が有意だったそうです。

もっとも、各運動のコンプライアンスが54~60%しかなかったそうですから、面倒臭がるのを無理矢理に引っ張り出して運動させること自体が重要なのかもしれません。ただボーっと歩くよりは筋肉に力を入れさせる方が楽しいし、興奮しますものね。

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