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原稿1

尻に火がついて書き始めた原稿書きのためにこのブログの記事を書く時間がとれないので、そのまま原稿の一部をここに書いちゃえ!もっとも、結局この文面は9月号になることになりましたけど。

熱意vsお節介

「がんばりましたね。あともう少しがんばったらもっと良くなれそうですからさらにもう一息やってみましょう」~そういう云い方をよくします。でもわたしは、ほどほどのところで合格点を出すことにしています。生活改善のために自分で決めたことを始めると効果が出てきますが、必ず頭打ちになります。それ以上やっても良くも悪くもならない平衡状態・・・きっとそこがその人の身体が求めている理想線なのだと思うのです。本人は目標値に届かないことを不本意に思っているので、そこからさらにストイックな試練を課してもできないわけではありません。“やればできる自信”がついてきている時だから。でもそれをずっと継続しない限り効果は維持できないし最初ほどの変化は期待できません。せっかく生活改善をするのが楽しくなったところでそれが責め苦に変わってしまったら本末転倒。「主治医が言うほど簡単にはやせませんよ。今でもしっかりがんばっているのでしょ?やせなくて良いですから、その代りまた太らないようにしましょう。毎日体重計に載って1kg増えたらその日のうちに根性で元に戻してください」~その言葉にみなさんニコッとされます。そしてこれがさらに改善するきっかけになることをよく経験します。

相手は必ずしも熱心すぎる指導を受けたいとは思っていません。“自分の親(兄弟)ならどうさせたいか?”ではなく、“自分ならどうしてもらいたいか”~わたしは生活相談をするときに常にそういう基本姿勢で臨んでいます。

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