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何か気分が悪い(後)

上司は、「あのとき妻の車に乗らなければ、駅で倒れてAEDで助かったかもしれない」と云っていましたが、たぶんそんなものでもなかっただろうと思います。彼は宴会が終わった時点で(あるいはそのちょっと前から)梗塞を発症し始めていたはずです。

突然の訃報・・・2月に同じように急に逝ってしまった大学時代の先輩のこと、忘年会の帰りに車の中で仮眠しながら亡くなった病院スタッフのこと、朝亡くなっているのを発見された同僚のこと、いろいろな場面が脳裏をかすめます。

「結局、こういう突然死って、必ずと云っていいほどお酒が絡んでいるよね」・・・散歩中にとなりを歩く妻がぽつりとつぶやきました。「それだけでもないさ」と反論しながらも、彼女の云いたいことはわかっています。”次は我が身だよ”ということ。妻には内緒だけれど、実はわたしも最近こんな症状を経験したことがあります。それは酒の席ではありませんでしたが、庭の草刈りをしていたとき(あ、そういえばその前にビールを一缶飲み干していたかも)でした。「これいつもと違う」~とっさにそう感じながら、もちろん専門領域だから心臓発作の可能性はあるなと思ったので、ちょっと仕事の手を休めました。最終的な自己診断は心筋梗塞・狭心症ではないけれど(根拠はありません)要注意!だなと肝に銘じました。

わたしのご同輩かそれ以上の年齢の方々、今までの長い人生で経験したことのない「何かいつもと違う気分の悪さ」は歳のせいではありませんから、すぐに病院に行く勇気をお持ちください。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

ジャイ先生

おはようございます。

生物全てに「持って生まれた宿命」があり、尽き果てた時に「寿命」と言われております。
例え、生後まもなくに絶命しても、百ン十歳の「天寿を全うした」と云われた人でも、「寿命」(が尽きた)(を全うした)には変わりがありません。

決して「すぐに病院に行っても」寿命は変わりません。(と、医療と宗教に片足づつ填っている私は考えています)。

それでは「宿命」とは誰が決めるのでしょうか?
講談か落語で、題名は忘れましたが、「天上にあるお宮の中の蝋燭」の話しがありました。
太くて長く、勢い好く燃えていたのが、一陣の風に吹き消され、逆に芯も殆ど残っていないのに、隣のこぼれた蝋でチョボチョボと燃えている物・・・様々ですが、それが地上の人間の「寿命」すなわち「宿命」を決めている。
(芥川龍之介の世界かもしれませんが)。

昔から、「命分」のある人は、絶対絶命の状態からでも、「生き返れる」と言われております。

ン~、もうキリがなくなりますね。

「生は偶然、死は必然」僅か数十年の差ではありますが、死は必然です。

「惜しい人を亡くした、もっと生かして置きたかった」と、云われながら・・・の人生が宜しいのでは。

釈迦に説法ですが、死因なんぞはゴマンとあります。
ちなみに、癌が1位、僅差で心疾患と脳卒中。
これだけで日本人の9割近くの「死因」となっているようです。

でも・・・癌では即死になりません。
しかし・・・心疾患と脳卒中は、結構な高率で「即死」。

どちらが良いかは? 病気は人を選びません!
逆も真なりで言えば、人も病気を選べません。

先般、厚労省のシークレット・データーを垣間見た処、
癌患者の処置5年後の生存累計データーは、50年前より計数的に悪化しているようです。

西洋医学の進歩を云々言っても、その程度の様です。
確かに、電脳機の発達で、聴診器に替わる医療器械は進歩した事は事実ですが、それと「宿命」「寿命」とは別次元のようです。

それではお医者さんの役目は? NHK連続朝ドラで放映中の「梅子先生」、のテーマソングに「・・・治すフリして・・・」と有りますが、その辺が真打かも知れませんね。

ツクヅク、哲学者にならなくて良かったと思っています。

              青春ど真ん中の asuka3h 拝

投稿: asuka3h | 2012年7月 1日 (日) 12時09分

asuka3hさん

長々とありがとうございます。

でも、私には全てが無用のお言葉ですよ。私は医者じゃありませんから。もっとも、ちょっとだけ意見が違います(このブログに存分に書いてきましたが)けど。

人生はすべてが必然と宿命。救急医療をやっていればどんなバカでも気付く摂理です。生きるべき人は勝手に生き返り、逝くべき人は必死に蘇生しても勝手に逝きます。次の世界に行ける(死ぬことができる)のは悟りを開いた人だけ。そしてぶつけられた愛車が大破しても死ぬことができなかった私や長長とコメントをしたためる力のある東北の某氏は、煩悩だらけでまだ当分次のステップには行けない集団、ってことで、どうでしょう?

あ、でも、私はもうすぐ悟りますから、お先に失礼するかもしれません(笑) 皆さま、ごきげんよろしう!

投稿: ジャイ | 2012年7月 1日 (日) 23時32分

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