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うれしかったこと(前)

わたしが担当する人間ドック会員の男性Aさんは、いわゆるメタボの塊のような方で、インスリン注射を必要とする糖尿病とコントロール不十分の高血圧ともちろん脂質異常症や脂肪肝をかかえた100kg超級のアラフィフ男性です。彼は会社の法人会員です。つまり自分で希望して入会しているのではなく、会社の金で健康管理のために入会させられている会社幹部です。ですから最初からやる気がありませんでした。「運動?そんな時間は作れないし面倒くさい」「食事?家では女房が出したものしか食いよらん」「タバコは止めようとは思うとらん」「別にガマンした人生送って長生きしたいとは思わん」・・・わたしの前では従順に話を聞き流していますが、直接生活介入している保健師さんや栄養士さんにはいつもそんな投げやりな云い方をしていました。

今年も相変わらずの大きな身体を引っ提げて一泊ドックを受診されました。「最近、病院に行ってないみたいで、血糖がものすごく上がってます。困ったもんですよね」・・・わたしたちのグループの担当保健師がデータを見ながら眉をひそめました。「先生、ガツンと云ってやってください!」

(後につづく)

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