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炭水化物騒動

先日、日本糖尿病学会が「極端な炭水化物制限が健康被害をもたらす危険性がある」と警鐘を鳴らしたという新聞記事が載って、またまた炭水化物制限の賛否の論議が始まりました。

活動するときの即座のエネルギー源として炭水化物に勝るものはないでしょうから、基本的に現代社会の人間が「動かない」生物だということを前提に考えられた理論だと云えます。そこが気に入らないので、ダイエットや糖尿病治療の基本としての炭水化物制限の是非論争に、実はあまり興味がありません。だから、この内容に対する意見云々をここで書きたいとは思いません。

『食欲』が動物の最大の欲求である以上、”食べ物”は理屈(栄養素)ではなく、カラダの欲するものを食べることが一番良いに決まっています。野生動物が、「カラダに良いから」という理由で獲物を探しているはずはなく、肉食動物が時々草を食(は)むのも、胃の調子が悪いからであって、栄養バランスを考えているからではないことは明白です。人間は、そこで選択肢がいろいろ得られ過ぎて、しかも欲求以上の食材を揃えるのが可能なために、気づけば偏食になっています。「健康のため」と云いながら、「バランス良く」と云いながら、どんどん偏っていっているのに気付かないのが現実です。この炭水化物騒動はまさにその最たるもののような気がします。肉食動物や草食動物が偏食か?という議論はナンセンスですが、少なくとも、カラダの欲求を根本から無視して理論で押し通そうとしている今の人間の方がはるかに不自然ではありますまいか。

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