信用
先日、熊本でサッカーの試合を観戦しておりました。わたしたちの目の前で両チームの選手たちが競り合っているうちにボールがタッチを割りました。その目の前に立っていた線審がきっぱりと攻め込んでいるチームの方向に旗を上げました。ところが、遠く後方から見ていた主審がその後に笛を吹いて、反対側チームの方向に手を挙げたのです。観客席がざわざわとし始め、覆されたチームのサポーター(わたしたちですが)の大ブーイングの中で試合はそのまま粛々とすすめられました。
最近、Jリーグの試合でよく見かけるようになった光景です。プレイの目の前で見ている線審の判定を真っ向から覆す主審の自信って何なのでしょう?自分からはそう見えたから、という理由だけなら線審は存在価値がありません。自分に自信があるとかないとかそういう問題ではなくて、この行為はつまり自分はお前をまったく信用していないぞという強い意思表示にみえます。そこに信頼関係は存在しませんしその後も生じることはないでしょう。案の定、その後、線審は明白なジャッジでも主審が意思表示するまで旗を動かさなくなりました。まあ当たり前のことです。
日常の社会においてもこういうパターンをよくみかけます(実はうちの職場でも見かけることがあります)。あまりに露骨なので気の毒に感じるのと、それはそれで秩序を持ってことが進むのですが、上司と部下の間に信頼関係のない構造のもとで発展的な仕事ができるとは思えません。サッカーの場合はその試合だけガマンすればいいです(その試合の選手たちとサポーターはたまったもんじゃありませんが)が、日常社会では・・・。傍で見ている人間をなんか暗澹たる気分にさせます。
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コメント
おはようございます
横暴な上司に距離を置いまま、積み上げた信用は、一回のミスで崩れたりしますが
横暴な上司のフトコロに飛び込んで、築き上げた信用は、そう簡単に崩れないと思います
私は、仕事というものは、コンスタント&スムーズ…そして、正確に行うものだと思っています
ふ、正確のカタカナ語が、わからんかった…
上司がキリキリしていると、部下は萎縮してイイトコロを発揮できないので
上司の皆さんは、フトコロがおっきい人のフリをしてあげてほしいです
で、部下の皆さんは、上司からミスを指摘された時
あなたがミスをした為に、上司の貴重な時間をあなたの為に使ってもらった訳だから
上司のお説教が終わった後、離れる前
「申し訳ありません」
の後に
「ありがとうございました」
をつけ加えてみましょう
時間を使っていただいて、ありがとうございます…という感謝の気持ちをこめて
終わりの言葉がポジティブ言葉だと、やる気が出てきますよ
なんだか…
PHPから出ている本みたいですね!
アメーバがメンテナンス中なもんで…
続・々・ 時間つぶし
投稿: ぱみゅぱみゅ | 2012年9月25日 (火) 06時04分
ぱみゅさん
おはようございます。朝からすばらしいビジネスレクチャーをありがとうございました。
朝からセキュリティのバージョンアップの誘いに乗ったらなかなか作業が終わりません。やむなく携帯から返事を書いています。
投稿: ジャイ | 2012年9月25日 (火) 06時31分