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PIPC

2か月前から日経メディカルオンラインで連載している「内科医だからできるこころの診療」(井出広幸先生)を読んでいます。2012.7.19の「患者の長い話を聞かないための技術」、2012.8.2の「今日はどうなさいましたか、と聞いてはいけない」・・・やっぱり、インパクトありますね、この題名。

PIPCというと何か抗生剤を思い出してしまいますが、Psychiatry In Primary Careの略らしく、これは内科医が精神科領域の対応をするためのプログラムなのだそうです。それにしても、患者さんの話をいかに聞かないようにするか?なんてこと、言語道断だろう!と、冒頭で井出先生が書いてある通りの反応をしたわたしです。そうではなくて、「患者の長い話を聞かない技術」とは、相手の話を聞いた時間は短いのに「今日はよく話を聞いてもらった」と患者さんに納得してもらえる技術なのだそうです。

1)患者との「つながり」をつくることが目標
2)「在り方」は「やり方」よりも重要
3)システムとチームを活用する
4)一歩踏みこんで話を聞く
5)長い話が始まったら、すぐに止める

これが根幹らしいですが、特に1)と2)は、精神科診療以外でも一番重要なことだと思います。診療中に患者さんと「つながった」と感じる瞬間がありますか?・・・僭越ながら、わたしも感じることがあります(なかなか全員で感じられないのが残念です)。この「つながり」を作るのが「在り方(being)」~これはつまりどうやったらいいかというマニュアルではなく、人柄や価値観や考え方といったものですから、本人からにじみ出てくるものなのでしょうか。なかなか難しいですが、「在り方のやり方」と呼ばれる技法が書かれていました。それが、

『女性には愛を、男性にはリスペクトで接する』~女性にはあたかもそのひとを愛しているかのように本気でふるまい、男性にはあたかもそのひとを尊敬しているかのように本気でふるまうということ~これ、何となく分かる気がします。

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