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がん転移抑制ホルモン

がん転移抑制ホルモン 心臓が分泌…国循と阪大

「心臓にはがんができないんですよ。心臓の中には、血液中を流れてきたがん細胞が心臓にはとどまらないようにする仕組みがあって保護されているんです。心臓原発のがんもほとんどありません。だから、わたしは循環器内科を選んだんです。」

むかしよくそんなことを住民の皆さんにお話ししていました。むかしのボスがわたしを今の職場に誘うときに云った口説き文句なのです。

●循環器にはがんがないからね、患者さんととても長い付き合いができるんだ。一生を共にすることができるんだ。
●循環器はとてもダイナミックで、心停止して救急搬入された患者さんを元気に歩いて退院できるようにしてあげられるんだ。

心臓や血管からは、がんを定着させない特殊な物質があるんだ!と先輩諸氏から聞いていてそのまま受け売りしていましたが、それがANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)だったとは知りませんでした。BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)と同様に心不全の指標であるANPがCCUで心不全の治療薬として使われるようになって久しい。たしかに、「心臓にはそんな物質がある!」というのなら、その物質を使えばがんが転移しないだろう、というのは極めてシンプルな話だから、きっとむかしから研究し尽くされてきていたのでしょうね。今後の研究と実用化に期待しましょう。

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