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暁(あかつき)現象

「糖尿病教室で、『朝飯前にいつも血糖が130mg/dl以上になるのだけど心配ないか?』という質問をうけたのだけれど、先生ならどんなアドバイスをされますか?」という質問メールを、ある医療従事者の若者からもらいました。別に気にせんでもいいんじゃねえか?と軽く思いつつ、念のために糖尿病専門医のH先生にきいてみたら、「いわゆる暁現象みたいなもので・・・」という思いがけない単語が返ってきました。

『暁現象』・・・春眠暁を覚えず、春は曙、紅の豚(違うか)・・・? 糖尿病の方で、早朝にまだ何も食べていないのに血糖が上昇する現象のことを「暁現象」と云います。夜の間、何も食べないのに血糖が下がりすぎません。これは肝臓から糖を作りだして血中に送っている(「糖新生」と云います)からです。そのときに血糖を上げるために活躍してるのがヒト成長ホルモンなどのようなホルモンです。普通の人はそれに対抗して基礎分泌のインスリンが出るので血糖をコントロールできるのですが、糖尿病の人でインスリン分泌が不足する場合は夜中の糖新生を抑えることができなくなることがあるそうです。・・・なるほど。わたしもとても勉強になりました。

どの本をみても対処法は薬剤(インスリン注射や内服薬)の調整のことばかりですが、江部康二先生(京都高雄病院)のブログ(ドクター江部の糖尿病徒然日記)に、
  1.糖質制限食で膵臓に休養を与える
  2.筋トレで筋肉量を増やす
  3.有酸素運動を継続してインスリンの効きを良くする
 を根気よく続けるのもよい方法だと思います。 
とありました。くだんの質問メールの答はこれになるでしょうね。つまりは運動や食事によるインスリン抵抗性の改善をきちんとしましょう!ということになるのでしょう。

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