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レプチンつづき

レプチンの作用の基本は食欲低下(摂食抑制作用)と基礎代謝上昇(体温上昇、運動量・酸素消費量増加、交感神経系亢進)です。

レプチンは妊娠にも関与するらしい。レプチンには脳の視床下部を刺激して♀の生殖系を活性化する作用があるので、レプチンが減少すると女性ホルモンの分泌が減少し、排卵や月経の異常をきたし、不妊状態になります。ダイエットをしすぎると生理不順や不妊になる、という理屈は、このレプチン不足も関与しているということを初めて知りました。

また、レプチンが増加すると視床下部を通して交感神経系が刺激されますが、そのために破骨細胞が活性化されます。つまりレプチンが増えると骨粗鬆症になりやすい、という理屈になります。レプチンが増えるときは太ったとき。でも、太っている方が骨密度は高くなりやすいから痩せている方が骨粗鬆症になりやすいんじゃないのかい?あれれ?

ついでに、”脂肪細胞研究の第一人者”である名古屋大学の柴田先生の解説でもうひとつ勉強になったのがTNF-α(腫瘍壊死因子)と歯周病の関係・・・「太ると歯周病になりやすい」という理屈。脂肪細胞から悪玉ホルモンであるTNF-αが大量に分泌されると体内で炎症が惹起されます。またTNF-αには骨吸収を促進する作用があるから歯槽骨の吸収が増すことも歯周病を起こす誘因になるのだそうです。

脂肪細胞から出てくるアディポサイトカイン。たくさんあるホルモンたちの各々にはいろんなストーリーがあるんだな、と感心した次第です。ま、わたしの場合、講演で使えない知識はすぐに通り過ぎて消えていきますけれど。

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心と体」カテゴリの記事

コメント


ジャイさんお元気ですか。
久しぶりに、おじゃまいたします。

セサミン、ヘム鉄に続き、レプチン。このブログを毎日楽しみにしている我が夫婦も、そうかレプチン…。と、また勉強になりました。ありがとうございます。

余談ですが

業務連絡

明日、ラブレターを届けます。


投稿: キノシタです | 2012年10月23日 (火) 18時55分

キノシタさん

あ、例のあれですね。そうですか、27日に回収にあがろうかと思うておりましたのに。ありがとうございます。

ところで、12月2日まで、別府では現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」が開催されているんでしょ?昔のストリップ小屋で開催された「金粉ショー」などは24日にOBSで「旬感!3ch」に出るんだそうですね。なんか、めちゃくちゃ、羨ましいです。

投稿: ジャイ | 2012年10月23日 (火) 20時09分

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