給食はメタボの敵なのか?
学校共済はうちの大口のお客さまです。
小学校の先生方が夏休みを中心に人間ドックを受けに来られました。ご多分に漏れず、先生方にも老若男女を問わずメタボの方が多くなってきました。彼らと話していると、やはりネックは給食だと云います。「給食は残さない」という教育のためには、お手本になるべき教師が”腹八分目”を実践するわけにはいかないのだと。しかも内容は育ちざかりの子どもたちのための食材。量は”大人だから”子どもたちより少なくは盛ってもらえない。「おかしいですよね、あんな高カロリーのもの完食しなきゃいけないなんて!」・・・先日も、ある妙齢の女性がそうぼやいていました。
最近の給食は、「食べたくなければ残しても良い」と聞いていますが本当ですか?アレルギーだとか体格に見合った食習慣だとかを理由に、無理強いは権力の濫用だと親御さんがおっしゃるのか、それともどこぞのお偉い先生方がおっしゃるのか?
話を戻します。で、結果として、教職員のメタボの理由は給食にある!だからやむを得ない職業病だ!と胸を張って答える先生方に喝を入れるのもわたしの仕事です。「あなたがメタボである理由は、給食のせいでも運動不足のせいでもなく、単に学校以外で食べ過ぎなだけです!」と。給食をスケープゴートにしてはなりません。小学校の先生方の昼間の運動量はかなりなものです。給食で取ったカロリーくらいそれなりに消費しています。昼間に十分な栄養素をバランスよくいただいてるのだから、もう後は何も食べなくても栄養失調にはなりません。ありがたいことではございませんか。
もっとも、給食そのものが、子どもの生活習慣病の原因を作っている要素も否定できず、さらに悪の根源(わたしが毒薬だと吹聴している)牛乳神話を作り出しているのも給食ですし、内容の見直しの時期ではあるのでしょうね。
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