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ことばの重み

「説明のときに『連絡します』って云われたのにいまだに連絡がありません」という問い合わせの電話がよくかかります。当事者に確認すると「そんなこと云ってません。『もし異常があったら連絡するかもしれません』とは云ったけれど」・・・この手のトラブルも後を絶ちません。云う側は意図的に区別したつもりなのに、聞いた側が自分で勝手に思い込んでしまうパターンです。でもこれもまた”ことばの重み”に対する想いの違いが表れた結果だという気がします。

「あ、はいはい。それは大丈夫です、はい、わたしの力で何とかできます。」・・・決めていたことを守らない相手に「どうしてしてないの?」と詰め寄ったときに、全く意に介さない云い方で自分の非を認めない返し方をする人がよくいます。「あれはどうなったの?」と聞くとまったく見当違いなことを延々と言い始められて辟易したり、てのもあります。「なんだ、その云い方は!」「何云ってるの?あんた、ホントに日本人か?」と、若いころにはよく怒鳴ったものです。

”ことばの重み”・・・思いを込めた言霊を、するっとかわされて捨てられるもどかしさや苛立たしさを、「あいつはあんな性格だからしょうがないよ」「能力がないやつに何を云ってもムダ」とあきらめてしまうのがなかなかできずに、口論が始まるのでしょう。考えてみればこれは、ことばをしゃべれる人間だけの持つ特権なのかもしれませんが、最近はこんなことでケンカになったり殺人事件に進んだりもする時代になってちょっと物騒です。「ことばはもともとスレ違うもの」「スルーパスはいつも同じようなパスを出していなければキラーパスにはならないもの」・・・日ごろからそう考えておくのが、日々を健やかに過ごす最良の処世法だと思うことにしています。

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