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制服

秋から職場のバックヤードで働く事務員の制服が廃止になりました。受診者の方々の目に触れることなく事務仕事をする(予約電話の対応や書類・郵送物の整備などをする)人にまで一律に制服を義務付けるのは非効率で経費がもったいないからです。

看護師さんのナースキャップが廃止になってもう久しいです。ナースキャップと云えば、看護学校生が一人前の看護師さんになるべく実習に出るときの戴帽式・・・崇高な使命を担ってこれから一生を奉仕にささげるナイチンゲール精神の象徴です。でも、確かに実務には何のメリットもなく、むしろ作業のジャマ。男性ナースには無縁のものでもあり、機能性を重視するなら「不必要」の烙印は簡単に押されそう。

ナースの制服と云えば、最初にズボンタイプの制服を見たのは出向先の山の中の病院でした。防寒のためだとはいえ、さすがに野暮ったいなと密かに笑っていたら、瞬く間に日本中に広がりまして、特にうちのような救急病院では「スカートなんか穿いてて救急医療ができるか!」という感じです。今やスカートタイプの制服の方がかえって野暮ったく見えたりします。

制服の在り方はどんどん変わってきました。機能性を重視し、無駄を省く考え方はきっとアメリカから来た合理主義の影響でしょう。秩序と礼を重んじた日本古来の思想、あるいはヨーロッパの古くからの思想にはなかったものです。無駄なく機能的なので、これらの規則の改正は賛成ではありますが、機能と無駄省きを最優先にしすぎて、礼節までシェイプアップのし過ぎにならないように注意したいものです。

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