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判定

「それ、判定はどうしても変えらないのですか?」

胃カメラの結果、同じ萎縮性胃炎の診断名なのに、昨年までは「軽度異常」判定だったのが今年は「経過観察」に変わっていました。うちの施設では、年齢相応の萎縮を「軽度異常」、ガンや潰瘍が起こりそうな進行性萎縮(ピロリ菌が関連していそうな)は「経過観察」にする決め事がありますが、最終的には検査施行医の主観がモノを云うところがあります。この方の場合も、画像的には今までとあまり変わっていないように思えましたので、「あまり心配しなくても大丈夫だと思いますよ。結局『胃が少し歳を取ったから、胃をいたわってあげてください』という意味では大差ありませんから・・・」と説明しました。それを聞いた彼は、「だったら変えてほしいですね」・・・たかが判定をひとつ強くするかしないかでそんなにこだわらなくても、と思うのだけれど、彼の口調は思った以上に強いものでした。

実は、健診や人間ドックでの「経過観察」の判定以上は、病名として表に出ます。たとえばこれから生命保険に入ろうと思ったとき、その病名が場合によっては大きな障害になる可能性があります。その病名のために保険に入れなかったり条件付きになったり・・・。検査をした人間の主観でつけた気まぐれな判定がそんな重大な境目になることを、医者側はわかっているだろうか?

彼のことばを聞きながら、そんなことを思いました。

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