中鎖脂肪酸
ひょんなことから遠い昔のこんな記事を読みました。
高齢犬が増えた(日本のイヌの半分弱が7歳以上だそうな)現在、イヌたちの認知症予防に中鎖脂肪酸がいい、というお話です。ココナッツオイルやパーム油がボケ防止にはいいのだそうですが、だからどうしろと?そんなもので料理を作ってやれと?それとも、そんなものが入っているフードを探してあげなさいと云っているのでしょうかしら?ちなみに、我が家の愛犬ベルは今年の4月で15歳になります。夜にトイレに起こすときだけ寝ぼけてますが、それ以外はまだ大丈夫みたいです。
この「中鎖脂肪酸」・・・現在は、ダイエット効果のために注目されている物質です。 ”脂肪酸代謝”はなかなか一筋縄ではいかない複雑怪奇なものですが、ちまたにあふれている「長鎖脂肪酸」が一旦静脈やリンパ管を通って体内を回った後で筋肉や脂肪細胞や肝臓で代謝されるので分解に時間がかかるのに対して、中鎖脂肪酸は門脈系から直接肝臓で分解されるのだそうです。だからカラダに溜まりにくい・・・とはいえ、やはり取りすぎない方がいいのじゃないかしら。
ちなみに、脂肪酸は不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸があり、飽和脂肪酸の方が動脈硬化を作りやすい特徴があります。不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分かれます。ま、いいです。こんなことまでここで説明するのがやめます。とりあえず、年取ったイヌ(人間も)には中鎖脂肪酸がいいぞ、というお話でした。
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