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糖質制限食アンチテーゼ

糖質制限食の効果はもはや否定できるものではない、ということを先日書いたばかりですが、日本糖尿病学会は「糖質制限を推奨しない」と明言しています。さらにこんなアンチテーゼが発表されました。

糖質制限食により死亡リスク上昇の可能性 国立国際医療研究センター

国立国際医療研究センター病院糖尿病研究連携部の能登洋氏らが、海外の医学論文から5年以上追跡調査をした9論文をメタ解析し、総死亡リスクが低糖質群で31%有意に高値であったこと、心血管疾患による死亡リスクが低糖質群で10%上昇していたことなどから、少なくとも糖質制限食による長期的な効用は認めないと結論付けた、というものです(PLoS ONE, January 2013, Volume 8 Issue 1, e55030)。

短期的な華々しい効果に対して長期的な人体への影響はまだわからないのだという警告を述べているのでしょう。まあこの点はレイシック手術に二の足を踏む理由と似たようなものなので、いずれにせよ10年近くたってみないとどうせ結論は出ません。そのころには、すでに過去の論争として結論が出ているのか、あるいはさらにもっと混沌としているのかは想像すらできません。ただ、極端なことは良くないだろうということと、糖質も脂質もたんぱく質も全部減らしてやったらそれで良いのではないか、ということ・・・くどいようですが、わたしにはそれ以上の良策は無いように思えてなりません。ただのマイブームではなくいつまでも続けていく”食習慣”、治療としての食事療法ではなく、楽しみと人生の活力を生み出す”食事”でなければ意味がないわけですから、あまり理屈に振り回されず、自分でやりやすい流儀をやっていったら良いのではないでしょうか。

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