感謝の心
朝、診察室に入って最初にする仕事はデスクのパソコンを起動させることですが、最近はわたしたちが診察室に向かう前にフロアアテンダントのお嬢さん方が気を利かせてスイッチを入れてくれていることが多くなりました。部屋に入ったら最初からログイン作業ができるのでとても助かっています。
ただし、スイッチの入れ方は人それぞれのようです。実はわたしの部屋だけパソコン配列が特殊で、2つのパソコンが独立して並べられています。諸般の理由から、普通の健診業務用ソフトの入ったパソコンと心電図判読用のパソコンが別々に存在するのです。そこの事情の周知徹底が今一つなされていないのか、片方だけスイッチを入れてくれたり、その日には使わないパソコンにもスイッチを入れてあったり、まちまちなのです。
不届き者のわたしはときどきそれにグチをこぼしたり、舌打ちをしたりしてしまいます。「あ~あ、また間違えてる」とか「わざわざスイッチを切らなきゃいけないじゃない!」とか、まるで有難迷惑でもあるかのようなことをほざいたりするわけです。先日も、ついそんなことを独り言のようにつぶやいてしまった自分に気づいてハッとしました。自分の義務でもないのに、わたしたちの業務をスムーズに進めるためにわざわざ自発的にやってくれている作業なのに、わたしとしたことが・・・。感謝の気持ちをいつも心に抱くことを忘れないようにしなければ。
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