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リスペクト

「目下」と「目上」で態度があからさまに違う人がいます。裏表がある態度なので、傍から見て良い気がしませんし、「信用できない人間」とレッテルを貼られます。

ただ、こういう人は、云い方を変えれば”プロ”。あるいは生まれ持ってに備わった”才能”。何をもって「目下」「目上」を区別しているのか分かりませんが、自分の中の利害関係で管理された何かのセンサーがあるのでしょう。そのセンサーで無意識に判断して瞬時に使い分ける能力は、大したものです。残念ながらわたしにはその能力がありません。小学生にも敬語で話しかけてしまいますし、直属の部下にもタメ口をなかなか使いきりません。だから、こんなプロの人間にちょっとだけ憧れもあります。

対峙する相手によって使い分けをする・・・この行為の真意は何でしょう。「使い分ける」ということは、どっちかの相手に向かって(あるいはどっちにも)「リスペクトしたくない」という思いが強いのだろうなと思います。相手を認めたくないのではなく、自分を認めてほしい・・・自分がいつも一番でいたいという向上心の表れなのかもしれません。でも自分にはそんな実力がないことを分かっている。そして残念ながら現実は完全に裏目になる。でも、こういう人が何かのきっかけで心からすべてのヒトをリスペクトする気に変わったときに、本当に一番上に立てる人間になるのだと思います。

わたしも自分に自信がない。自信の無さが、「態度の使い分け」に向かわずに、「全てにへりくだる」となった。どっちも”卑屈”なのだろうけれど、わたしの態度には”リスペクト”ということばを使うことがおこがましい(自分にはまだその立場の実力がない)という思いが表われています。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

 終わってないですよ~。忘れないで~。先日安達太良仮設住宅に指圧・整体ボランティアに行って参りましたが、まだまだ自宅に帰れない人たちがゴマンとおりますよ~。エネルギー問題も含めて何にも解決してませんよ~。世が乱れたとき天災が来る。江戸時代の人たちが「なまず大明神」として、地震まで世直しの神にしちゃった精神に感服致します。
 それと目上・目下である程度態度を変えるのは当たり前ですが、それが「見下す」「へつらう」の意識でやってたら問題ですね。
 ですが小学生にまで敬語を使うジャイ先生をリスペクト致します(笑)。経営の神様、船井先生いはく「一流の人は差別しない」そうですから。
 看護師が「患者様、お医者様」と「病棟のゴミ看護学生!」をホイホイ使い分けしてるのを目の当たりにしてますので(笑)。

投稿: コン | 2013年3月 1日 (金) 17時03分

コンさん

ホント、すみません。分かっているんです。何もまだ進んでいないこと。でも、現実の生活に忙殺される中で、忘れてはいないけど遠い昔の感覚になるのは事実です。

私が小学生に敬語を使うのは、きっとうちに子どもがいないからだと思いますよ。子どもがいると、他の子どもたちも同類になるんでしょうけど・・・。

ま、どっちも不器用な私の実像だと思ってご容赦ください。

投稿: ジャイ | 2013年3月 1日 (金) 19時55分

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