健康づくりのための身体活動基準2013
「健康づくりのための身体活動基準2013」と「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」が本年3月18日に厚生労働省からリリースされました。2006年に初めて運動基準や運動指針が出されてからもう7年も経つのですね。何メッツだとか何エクササイズだとか、あちこちで説明した記憶があります。
何が変わり、どう利用したらいいのか、運動指導や特定健診に従事する方は”追って沙汰があるまで待とう”というのではなく、概要だけでも是非読んでみてください。年齢別の指針があることも重要ですが、保健指導で運動指導を安全に勧めるために具体的に手順が書かれているらしいのが意外に大事な気がします。
今年から健康日本21の第二次の取り組みがスタートしたことを、さてどの程度のヒトがご存知でしょうか。「第二次があるということは、第一次もあったんですか?」などと云うヒトはまあ置いておいて、第一次の結果を反省材料にして新たにスタートしたこの取り組みの軸を成すものでもあります。ちなみに、第一次での身体活動に関する目標は、①日常生活における歩数の増加と②運動習慣者の増加、でしたが、第二次ではそれに加えて③住民が運動しやすいまちづくり・環境整備に取り組む自治体数の増加を掲げています。予算や人手不足を理由にちっとも自治体が動いてくれなくて悔しい思いをしてきた、現場の保健指導に関わっている皆さんにとって福音になることを祈ります。またNPO法人「くまもと健康支援研究所」などのアクティブな活動がもっと重要になるだろうと期待しています。
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