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埒は明かない

突然の陽気で我が家のフェンスに張り付いたツタが一気に伸びてきましたので、昨日の朝に頑張ってカットしました。道路に落ちた大量のツタをゴミ袋に入れ、残りの落ち葉を黙々と掃きながらゴミ箱へ・・・ところが、これが凹凸の激しい舗装道路に張り付いてなかなか思うようには取れません。

汗をボトボト垂らしながら、「埒が明かないなあ」とつい独り言。そこから一人、哲学の世界に没頭しました。

「埒が明く」・・・物事にきまりがつく。かたがつく。・・・「埒(らち)」とは競馬場の外にある柵、あるいは駅の改札口近くの仕切り板のようにモノの周囲に設ける柵のことをいうらしいのですが、「埒が明く」「埒が明かない」ということばは、基本的に「埒が明くのが当たり前」ということを前提に成立しているコトバだという気がします。明くのが当たり前だと思うから、明かないことに苛立ち、思う様にいかないことを悲観するわけですが、埒は明かないもの、柵の中には入れないもの、と思ってしまえばどうということないのじゃないかしら。それを自分の当然の権利だと思い込むから手に入らないと腹立つのかもしれませんが、普通は手に入らないものだと思えばどうということはなく、逆に、頑張って手に入ったときにのみ至福の喜びを得ることができます。

「埒は明かないもの」と考えるのがよろしいなあ、などと思っているうちに何とか掃除が終わりました。まだ少々貼り付いたまま残っているけれど・・・人生なんて、まあこんなもんだろ。

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