中庸
ココログのパソコンのつながり方が不安定で、コメントの返信がなかなか書けなかったので、コンさんへのお返事を今日の記事にさせていただきました。
コンさん、この記事は大酒飲みの方しか反応しない、ということがfacebookにリンクしてみてわかりました(笑)
「過ぎたるは及ばざるがごとし」「中庸」・・・古来から先人はすばらしい教えをこういう凝集されたことばでもって後世に伝えて参りました。人間が生きていく上で、万事これ正論です。特に予防医療の世界においてこれ以上の妙薬はございません。
ただ、この教えをどう具体的に紐解くか、というときに方向性を誤らない様にしなければなりません。「中庸」の中はどこか?「過ぎたる」の物差しは何か?おそらく先人が体得したこの摂理は、各々が各人各様の自分なりの物差しをもって判断するものだったはず。それを無知で節度を知らない庶民に任せると病気になる、と判断した学者さん方が、「正常値」とか「基準値」とか、あるいは「適量」とかを数字で示して振り分けしてしまったところからちょっとおかしなことになり始めました。
一律に同じ量りの目盛に従って平均点で評価することは、大きく外れた人を出さない代わりに、本当は犯人ではない人を凶悪犯人に仕立て上げる危険性も秘めています。若い女性に「高脂血症だから治療を受けなさい」と強制通達(紹介状)が突きつけられたり、「酒の『適量』とはアルコール量に換算して・・・」と表示することでわたしをアル中呼ばわりしたり・・・これは、冤罪でございます!
最後の一行を書きたいがために、つい長い文章になってしまいました(笑)
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コメント
はい、私は大酒飲みです(笑)。
「ありがとう断食」の町田 宗鳳先生はお酒も呑めば、ご馳走も食べます。「玄米でなきゃいけない」「肉を食べちゃいけない」「生野菜でなきゃいけない」は原理主義を生みますので、ほどほどでよいと仰ってます。
よって酒も(煙草やギャンブル、異性との遊び?)も自己責任で程ほどがいいのです…と言ってもそれで身を滅ぼす人間の何と多いことか。
それと、ひとつ分かったことは「真理はデジタル化出来ない」「人間生活は線引出来ない」と言うことです。お酒のみならず、昨今の体罰問題やディズニーリゾートでの大学生しかり…。
「荒天の武学」(集英社文庫)の著者、光岡 秀稔先生がモデルガンで鳥を撃ってる中学生を注意したら、「自分達は間違ってない、何か問題でも?」と言うことを捲くし立てたそうです。そこで光岡先生が「ブチッ」となったら、突然「ガクガクブルブル」(笑)。そんな「小市民的論理」を超えてくる人間がいるってことを知らなかったんでしょうね(笑)。
実は私も以前の勤め先で、遅刻ばかりしてる元引きこもり君を「ブチッ」しました(笑)。
投稿: コン | 2013年4月29日 (月) 18時30分
コンさん
おはようございます。
私の悩みは、最近「ブチッ」とできなくなってきたことです。枯れてきている(悟り始めている)とも云えますが、高血圧なもんですから・・・(笑)
投稿: ジャイ | 2013年4月30日 (火) 06時36分