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あなたの意見を聞きたい

「問診票に『治療中』と書くと、値に関係なく『現在の治療を継続してください』となり、説明医師も『結果はかかりつけの主治医に指導してもらえ』と流してしまう。わたしは今の治療がうまくいっているかを聞きたいからドックを受けているのに不本意だ。だから、『未治療』にする!」・・・受診者の一人からそういうお叱りを受けました。おそらくその流し方を昨年したのはわたしだと思います。それを人伝に聞きながら、それでもわたしは「かかりつけ医を無視してコメントはできない」と思いました。

年1回のデータだけで治療がうまくいっているとかいないとか、今の薬が良いとか悪いとか、止めても良いとか悪いとか、コメントのしようがありません。特に血圧や血糖や脂質やといった生活習慣病関連の検査値は日ごろの流れを見ながら評価すべきものです。「この値は薬が効いてないから替えてもらうべきです」とか「こんな値程度で薬なんかもらう必要はありませんよ」とか、平気で口出しする先生もおりますが、わたしにはできません。わたしが主治医だったらイヤだからです。「この人は他にこんな病気の歴史があるのだし、合わない薬が多いから今少しずつ調整しているところだ」とか、「ここの家系はこういう病気の家系だから、早めに手を打った方が本人のためだ」とか、主治医の思惑があるかもしれないのに、初めて見る他人が横やりを入れたために無し崩しになることだってあり得ます。だから心配ならばもっと外来主治医に聞いてもらいたいと思います。

「あれはただの町医者で、薬をもらっているだけだから」という云い方をする患者さんが少なくありません。それは主治医にとっては屈辱的な云われ様ですが、結局そこにはお互いの信頼関係が出来上がっていないことになります。主治医の先生方も是非自分の思惑をいつも患者さんに説明して、患者さんの不安に答えてあげる努力を惜しまないようにしていただきたいと願います。

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