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好きで好きでたまらない

「タバコがカラダに悪い」の風潮の中で、「実はタバコがカラダに悪いというしっかりしたデータは存在しないのだ」というある医師の文章を最近読みました。

それはそれでどこかで論じ合ってもらうとして、わたしも喫煙者の一人であった者として時々考えるのですが、「タバコが好きで好きでたまらない。吸えなくなるくらいなら死んだ方がましだ!」というひとはこの世にいるのでしょうか?『タバコをやめる気がない』というひとの中には、「止めた方が良いのだろうけど止められない」とか「タバコによってストレス解消ができているから止めない」とか、あるいは「タバコを止める必要性を感じないから吸う」とかいう理由付けはたくさん聞いてきましたが、「もう好きで好きでたまらないから」というのを聞いたことがないのです。もちろん中毒ですから、ニコチン切れして来たら吸わずにおれなくなりますけど、最初の一吸い以降に「気持ちいいなあ」と恍惚の表情を続けているひとなどいないのではありますまいか。「麻薬中毒と同じ」とは云うけれど、大麻を吸って恍惚の時間を費やしたり、あるいはセックス依存症の方々のそれと、タバコとは全然質が違うような気がします。狂牛病で吉野家の牛丼が食べられなくなったときに「牛肉がなくなったら僕はもう生きていけない!」と嘆いていた若いサラリーマンの方が、アイドルや韓流スターの追っかけに似た切実感を感じます。

大して好きではないけれど、止める理由がないから続けているんだ。あるいは、まるで罪人扱いされるのが癪に障るから止めてやらないんだ。それが何か? って、そんな感じですよね、きっと。

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