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生涯健康脳

東北大学には東北メディカル・メガバンク機構というのが作られ、大規模データベースを元に健康的な脳のあり方が研究され始めました。今回の第22回日本脳ドック学会(仙台市)のシンポジウムでは同機構の瀧靖之先生が、脳萎縮の評価と予防について話されました。

アンチエイジングの考え方の中で、脳の老化そのものは避けられないものですが、そんな中から認知症になる可能性を画像形態の変化する部位や程度で早期に指摘できないか検討されています。この作業をする上で一番大事なことは、健常な脳の発達と老化がどういうものであるかをきちんとデータとして蓄積させることなわけです。

このお話を聞きながら、結局わたしの心に残ったのは・・・大脳灰白質の体積を測定することで分かってきたこと。
※酒は認知機能を低下させる。特に日本人は脳萎縮を促進させる。
※中年期の肥満は、高齢者になって脳が萎縮しやすい。
※慢性炎症は脳萎縮と明確な相関関係にある。

一方、体積の減少を抑制させる因子は、ここでも何度か書いてきたことです。
※知的好奇心を持つ。運動や趣味や社会とのつながりを持つこと、つまり高次記憶の機能が保たれることが大切。
※脳の可塑性、作業記憶。脳の機能はトレーニングを続けることで回復できる。
※有酸素運動や楽器演奏は認知症の最大の予防策。

今後、MRIなどで大脳灰白質体積を測定したり生活習慣や認知データを取ることによって脳萎縮や認知が予測できるようになるかもしれません。さらに遺伝子解析も含めて、より個別の予測ができるようになることが期待されます。

蛇足ですが、子どものころの脳の発達に影響を与えるのは、睡眠と朝食だそうです。これまた今のわたしの対極にあります。

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