学会抄録
今週の金曜日から日本抗加齢医学会総会が横浜で開かれます。なかなか学会抄録集がこないなあと思っていたら抄録CDRが送られてきました。職場にきた電子メールによると、「第13回日本抗加齢医学会総会ではインターネット環境下でパソコン、iPad、スマートフォンからアクセスができるWeb抄録集を展開します」とのことで、「既に告知の通り、抄録集・プログラムの印刷物は作成しておりません」・・・覚悟はしていましたが、日本抗加齢医学会はとうとう完全ペーパーレスで行われます。
最近は学会場でも普通に小型パソコンを広げて、学会Webサイトから各演題の下にメモを打ち込んでいる先生方が何人もおられます。学会場内が無料Wi-Fi環境であるのも当たり前になろうとしていますし、時代にはついていかなければなりますまい。タブレットも小型パソコンも持たないわたしも、とりあえずはi-phoneで展開できるようにと会員登録やログインに悪戦苦闘。ああじゃこうじゃひとりで騒ぎながら何とか準備はしましたが、小さくてよう見えん! 現場で自らプリンターで両面印刷した抄録集を持ってうろうろするのもきっと見苦しいからできないだろうな、と思う次第・・・昭和のスタイルはだんだん肩身が狭くなっていきます。
もっとも、卒業論文は手書きでなければならないと云われていた時代、学会抄録は手書きでもワープロでも良いが必ず所定の紙に印刷して郵送でなければならない、と規定されていた時代・・・今の皆さんはそんな時代があったことすら信じられないのだろうなと思いますので、もうすべての学会にWeb抄録の時代が来るのは時間の問題でしょう。しかしそうなると、別に高い旅費を払って一同に会さなくても、Web学会(テレビ討論)で十分通用する時代になったんじゃないのかしらとも感じております。
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