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免疫療法

うちのスタッフに、身内が末期のがんに罹り、大学病院でも治療法を決定できずにいるというはなしをされました。このとき話題になったのが「がん免疫療法」。近くにそれをメインで行っているクリニックがあるので、もし治療法がなかったら受診してみようかと家族が云っているけどどう思います?と聞く彼は、きっと”免疫療法=まゆつばもの”の感覚を拭い去れないのだと思いました。

免疫療法とは、人間のもつ自然治癒力(=免疫力)を強化して、病気を治療する方法ですが、気休め的な免疫賦活剤の投与や丸山ワクチンなどのイメージが強く、どうも神頼み的な印象を抱く人が日本では多いように思います。でも今、がんの免疫療法は変わりました。むしろ新しい先進治療として脚光を浴びていると云っても過言ではなく、くだんのクリニックなどは、疑心暗鬼の日本人を後目に韓国などからの予約でいっぱいになっているそうです。

わたしはあまり詳しいことは存じませんが、患者さん自身のリンパ球を活性化させる方法やNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる方法、あるいは免疫活性化物質や免疫ワクチンを使ったりと、数多の独自の方法があると聞いています。残念ながら保険が利かないので高額にはなりますが、がん=抗がん剤、外科手術、放射線治療だけではない大きな潮流があることもご承知おきください。

そうは云っても免疫療法は3番手か4番手、いろいろ試した挙句に効果がなかった最後の手段として考える人が、医療者の中でもまだ多いのではないかと思いますが、免疫療法は患者さんの細胞の免疫力=治ろうとする力が頼りなのに、強烈な抗がん剤の攻撃で疲労困憊の細胞の免疫を賦活させようとしてももうそんな力は残っていないのではないかしら?むしろまだ何も攻撃されていない無垢な細胞の方が効くのでは?だったら、免疫療法はまず最初に試すべき治療法なのではないか、という気がしないでもない・・・ま、単なる素人の感想ですけど。

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