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先生はお医者さんだから

「先生はお医者さんだから、どんな食べ物が胃に良くてどんな食べ物が悪いかをきちんと分かっているでしょ。だから、日ごろから一番理想的な食事ばかりを取っているのでしょ?それをわたしにも教えてください。」

ある中国出身の女性からそんな質問を受けました。そうですか、そう来ましたか。その女性は中華料理の先生をしており、薬膳料理をメニューにしている方でした。萎縮性胃炎だとはいえ、そんな方に一体何を申せましょう?

「医者は理屈は知っているけれど、それを実践できないから煩悩なんです。ただ、胃に良いものばかりを並べて食ったらただの偏食でしかありませんから、むしろ何を食べるかよりも何でもおいしく味わって食べることだけが理想なんじゃないでしょうか?」・・・何とか苦し紛れにそんな返事をしました。

「うちは唐辛子の料理が多いの。中華料理は唐辛子が基本だから、家でも唐辛子の料理が多くなるよ。唐辛子は大丈夫?」

「カプサイシンはむしろ胃には良い食べ物ですから大丈夫ですよ。でも、多くなり過ぎると逆効果ですからたくさん作りすぎないようにね。中華料理って大皿にたくさん盛ってみんなで腹いっぱい食べるでしょ?あれはどうかなと思います。」と本音を云ったら(実は唐辛子も中華料理も大好きなわたしはいつも食べ過ぎて後悔するのです)、「家庭では外で食べるほどたくさんは作らないよ」と云い返されました。へえ、そうなんだ。すばらしい! 偉そうなことを云いながらもずっと煩悩に勝てずにいるわたしの方が返って教えを戴いた形になってしまいました。

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