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「体重調節」は思い上がり

太っているヒトがやせるために努力するだけでなく、最近はやせているヒトが太ろうと努力する姿もよく見かけます。むかしからやせているヒトよりも、大病を患ったとか、食欲がなくてやせたとかいうヒトが早く元の姿に戻りたくてジタバタします。本人だけでなく周りもできるだけ精の付くものを食わせようとしますし、あちこちからカラダに良さげな滋養強壮の食品をもらったりします。でも、決まってうまくいきません。

要らないことはしないことです。自分の適正体重を決めるのは自分のカラダであって、自分の意志ではありません。体重を調整するために食べたり食べなかったりするのは人間だけで、他の動物たちは自分の体調によって食えたり食えなかったりすることはあっても、やせたから食べたくもないのに必死で高カロリーを食うとか、太ったから断食するとか、絶対しません。そんなことが無意味だということを知っているからです。一旦体重が減ったヒトは、無理しなくても本来の食べ方をしておけばそれでいい。元の体格に戻るのがベストとカラダが判断したら太りますし、今のままが良いと判断したら変わらないはずなのです。必要なのはビタミンやミネラルだけであって、無理に高カロリー食を食ったところで、カラダが持て余して糖尿病や脂肪肝になってしまうか、あるいは下痢をして吐き出すかであることは目に見えています。

残念ながら、わたしのこれまでの人生で「太りたい」と思ったことが一度もないのでその焦る気持ちが分かるようでわからないのですが、きっと、健診結果表に『標準体重』という文字と数値があるからいけないのではないかと思います。

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