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体重は変わっていないのに

「体重は変わっていないのに、『やせた?』と云われるので心配になってきた。だから最近多めに食べるようにしている」という、70歳の男性が受診されました。

3年前まで3kgほど重かった彼は、特定保健指導の恩恵で生活の見直しをして今の体重と糖代謝異常や脂肪肝の改善を得ました。何一つ問題のない状態だったのに、周りの人たちの印象が不安をもたらしてしまいました。他人の印象は何故だか現実と数年ズレています。わたしも同じようなことをよく経験します。10年近くキープできた体重がここのところ再び増えてきていますが、最近になって「先生、最近またやせましたね?」と云われるようになりました。他人の印象が現実を反映しない理由は、年齢に伴って肌の張りが落ちてくるからかもしれません。「何ら気にすることはありませんから、自信を持って今の生活を続けてください。間違っても、意に反して大目に食おうなどとは思いませんように!」・・・それだけ助言しました。

「春先から食欲が落ちてきてやせてきた。睡眠も気分も問題はないし甲状腺ホルモンも正常だったが食べないとやせるので、ムリに食べている」という40歳の女性も同じ日に受診されました。

まだ更年期とは云えない妙齢の女性です。あまり悲壮感は感じられませんでした。何かホルモン的な異常が隠れている可能性はありますが、食べたくもないのに無理にカロリーを摂取しようとする必要はないことを伝えました。「ムリして食べなくても、体重がなくなってしまうことはありません。体調が良いのであれば、食べたいときに食べ、食べたくないときに食べない、自分の感覚に正直に生きても大丈夫!あなたのカラダが今の状態を求めているのですから」と。

本当に、世の中、こんな悩みも多いのだということを痛感しました。(つづく)

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