« 形容詞 | トップページ | 暑中見舞い »

先月の横浜の学会はWi-Fi環境下のweb抄録で、紙ベースの製本された本は一切発行されませんでした。7月の仙台の学会もそうだったと聞きます。紙ベースの人生を送ってきたオジサン世代は付いていけませんなあと思いながら、サクサク動くWi-Fi環境が意外に快適で、ふと周りをみるとタブレットを撫で回したりパソコンを叩いたりする輩は決して若いものばかりでないことを考えると、これも時代なのでしょうか。それでもやはりわたしの場合は、モニター上の文字を追っても内容がなかなか頭の中には入ってくれません。その文章が長ければ長いほどその傾向が強くなります。

最近は電子書籍が広まって、あまり「本」が読まれなくなったと云われます。でもそれは本当でしょうか。もはや本は無くなるだろうと云われていますが、そんなことあるのでしょうか。だって、今でも本屋さんに行ったら、どこだって老若男女であふれていますよ。街で時間が余ったらとりあえず本屋に行って時間を潰す習慣、わたしたちの世代だけではなく今どきの若い子たちも、いやむしろ彼らほど、その習慣が強いように思いますがいかがでしょうか。

電子書籍にココロが騒がないので、わたしは今でも気になる本をみつけたら本屋の店頭かあるいはamazonを使ってすぐに購入します。ただ、ほとんど読めません。読もうと思っても、本を広げて5分もしないうちにアタマが違うことを考えてしまうのです。全然違うことを考えてアタマの中では堂々巡り、そして気付けば意識消失。そんな繰り返しです。これは、本か電子書籍かを論じる以前の問題ですね。

 

|

« 形容詞 | トップページ | 暑中見舞い »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 形容詞 | トップページ | 暑中見舞い »