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健康行動理論

浜松で行われた第54回日本人間ドック学会総会に行ってきました。

教育講演「やる気を引き出す保健指導」・・・題名に惹かれて、カリスマ講師の松本千明先生(北海道立旭川高等看護学院)のお話しを聴きに行きました。やる気を引き出すには「やる気の条件」を満たすように働きかければ良い。それには「健康行動理論」が役立つ。ということで、保健指導の実践にどう使ったらいいか具体的な解説が展開されました。

それを聴きながら必死にメモをしていたのですが、ふっとメモを取るのを止めてしまいました。何か虚しくなってきて・・・申し訳ないけれど、何か面白くない。次の聴きたいセッションが重なっていてそれを断念させるほどの魅力を感じなかったので中座してしまいました。仕事だからしょうがないけれど、大のオトナの生き方を変えさせるためのノウハウを学ぶ・・・「ヒトはこういうことをさせるとやる気になります」という理論を淡々と語られるの聴いていたらちょっと耐えられなくなってきたのです。

一度そういう気持ちになってしまったからなのかもしれませんが、今回の学会ではあちこちで疑問と虚しさが何度もわたしに襲いかかってきました。フロアに並べられた出店本屋さんの本の題名も、ポスター発表の題名も、みんな同じ。「こうやったらやせさせるのに成功する」「行動変容が成功した症例」・・・”成功”とは、やせること?日常生活が健康にふさわしい形に変えられること?・・・一度の人生、そんなにがんばって節制しなきゃいけないのだろうか?という疑問。

やっぱり、「予防医療」は「がまん」にあらず、「いかに楽しい人生が送れるか」であるということを確信するに至った学会でした。

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