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体脂肪率

この度、うちの施設の体脂肪率計が新しいものに更新されるのですが、どうもその測り方は変わるらしいのです。体重計の大手企業から発売される新しい体重計についている体脂肪率計は、体組成分析の仕方がDXA法(二重X線吸収法)とかいうのに変わるらしく、それによって判定表も以前のものとは大きく変わりました。よりWHO基準に近くなったのだと会社の方は強調されています。特に女性の判定がかなり甘くなります。「軽度肥満」が30%以上、「肥満」が35%以上だったものが、各々35%以上、40%以上(40歳未満の場合)になるなどです。

いつの間にか肥満が罪に扱われ、その踏絵のような役目を「体脂肪率」が担わされてきたことを考えると、この機会にその基準が見直されたのは大変いいことだと思います。もともと「体脂肪率」というのは筋肉と骨以外の占める割合を電気抵抗や重さなどで大雑把に推測した値に過ぎず、メタボ基準の内臓脂肪と皮下脂肪を区別してくれているわけでもなく、また測定機器や測り方によって全く違う値を出すものなわけで、存在価値がほとんどない!と云っても過言ではありません。以前、栄養失調者が多かったころに脂肪の占める割合が増えたかどうか確認したりするのには意味があったかもしれません。あるいは、体脂肪数パーセントのトップアスリートにとっては、この数値は死活問題になるのかもしれませんが、その他の一般市民にはどうでもいい数値。なのに、世のダイエット番組や通販番組を見ていると、この値こそが効果を表す最高の指標であるかのようなもてはやし方をしています。

だから、うちの施設では、この機会に「体脂肪率」を評価判定の区分から外そう、という意見が大半です。なら、もういっそのこと測らなければいいのでは?まあ、それがあんまりなら、測ってもいいけど報告書に表示しなくてもいいのでは? という気がいたします。こうやって、教育することも、わたしたちの重要な使命のような気がしてなりませんが、世間の皆さんの抵抗も思いの外強いでしょうなあ。

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