« 腹が減らない(後) | トップページ | 活動中の血圧 »

「凍結肩」

まったくもって聞いたことのない単語ですが、frozen shoulderの直訳です。東北大学の井樋栄二先生らが「五十肩」の類のいろいろをこれに換えて統一させようと提唱しているのだそうです。そういえば、かく云うわたしもここ数か月”五十肩”らしきものに悩まされており、ゴルフスイングが思うようにできないだけでなく、職場の駐車場ゲートのカード入れにカードを挿入させようと腕を上げるのに毎朝難渋している始末です。

”五十肩”は江戸時代から使われてきたことばで、今は肩痛の原因(腱板断裂、石灰性腱炎、上腕二頭筋長頭腱腱鞘炎など)を除外した上で明らかな原因のないものを”五十肩”というのだそうで・・・そりゃあめんどうくさい。

でも、わたしがまことしやかに理解していた、「”五十肩”の正式名称は”肩関節周囲炎”だ」というのが実は単なる保険病名で、本当は肩関節周囲に存在する炎症を指すものではない!と聞いて、ちとはずかしい(かなりあちこちでまことしやかなうんちくをたれてきてしまいましたから)。正式に云うなら「特発性肩関節包肥厚性制動症」なのだそうです。英語で”frozen shoulder”、そりゃ「凍結肩」で異論はございませんが、でもきっとわたしが元気なうちは一般市民にも他科の医者にも浸透はしないと思います。だって、曖昧な意味のまま、ガタがきたことを揶揄する単語として、”五十肩”の歴史は理屈抜きにかなり長いですから・・・。

NIKKEI MEDICAL 2013.9参照

|
|

« 腹が減らない(後) | トップページ | 活動中の血圧 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 腹が減らない(後) | トップページ | 活動中の血圧 »