向こうからやってくる
きのうは月一回の土曜勉強会があり、先日の人間ドックアドバイザー研修会で東京医大の井上雄一先生が話された「睡眠と生活習慣病」についてと、人間ドック学会のランチョンセミナーで聖隷浜松病院の尾花明先生が話された「ブルーハザード」にブルーライト研究会HPの情報も含めてレクチャーすることにしました。いずれもわたしが今年の研修会や学会で見聞きしてきた内容ですが、まだ一度も他人にレクチャーしたことのない内容だったのでうまく伝わったかちょっと心配です(ちなみに、ブルーライトハザードについては、時間の都合で11月分に延期)。
「糖化ストレス」の話題にしても今回の「生体リズム」や「青色光障害」のことにしても、ほんの1~2年前にはほとんど一般の目に触れることのなかった内容です。今でも多くの方はあまり気に留めていない内容かもしれません。だから、予防医療関連の学会に出席していても、こういう分野はまだマニアックな領域としての感覚が強いようであまり聴衆が多い印象がありませんが、おそらく近い将来には(少なくとも予防医療の世界では)常識になるだろうと感じています。
なぜ、わたしがこういう分野の内容に興味を示すかというと、別にわたしから意図的に探しに行ってないのにあっちから勝手にわたしにアプローチをかけてくるからです。1回や2回ではなく、何度もわたしのところに話題が集まってくるのです。初めは気にも留めなかった異性が何度も挨拶してくれると妙に気になり始めるのと同じように、何度も同じ単語がわたしの前を通り過ぎるようになったからちょっと詳しく調べてみたりするようになるのです。わたしは、意外とそういう形の情報が好きです。だから世間で常識!と思われていることをあまり知らないかわりに、医療現場のスタッフがあまり聞いたことがないという話題に妙に詳しかったりします。自ずと変わり者扱いされるようになる所以です。まあそれはそれで面白いものです。
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