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JCI

医療施設認証機関であるJCI(Joint Commission International)認証を取得するために、病院スタッフ全員が2年弱頑張り、先週が本サーベイでした。多国籍軍のサーベイヤー3人が小便や休憩もなく精力的に1週間走り回りました。で、かなり高い得点の承認を得る成績で評価されたと聞きました(まだ認定証をもらってませんが)。皆さんの努力の成果だと云えましょう。

日本の風土や常識を全く考慮しないのが、インターナショナルなグローバルスタンダード。現場には多数の軋轢が生じ、不満やストレスがあちこちで爆発したと聞きます。ただ、特に今年になってから何かが徐々に大きく変わってきたことを肌で感じました。これ、もしかしたらすごいことなんじゃないかなと思います。それを先日、ある事務スタッフが話していたことばが端的に示していました。

最初は、彼は先生方に相手にされませんでした。「おまえな、俺たちがどれだけ忙しいか、みたら分かるやろうが!そんなものできるわけがないやろ!」・・・それはこまごましたカルテの記載であり、早々に仕上げなければならない退院サマリーのことです・・・それが、最後には80%以上の先生がきちんと書いてくれるようになったのです。わたしも「少なくともサマリーは絶対ムリだろう」と思っていました。人間、やればできるのだということを学びました。「それと、救急外来から患者の日頃の病状の問い合わせが極端に減りました」とも。どういうことかというと、皆が同じルールに従って決められた場所に決められたことをきちんと書いているので、自分でパソコンを繰ればそれだけで確実に欲しい情報が手に入るようになったわけです。

「あなた方が自分で決めたポリシーなのだから、決めたことには従って動くべきです」・・・サーベイヤーの語ることは一貫していました。それは医者や看護師やパラメディカルだけではなく、掃除のおばちゃんも床屋や売店や花屋さんもみんな同等にそのポリシーを知っておかなければならないということ。言い換えれば、この病院に働くすべての人が平等に自分たちの決めたポリシーを理解して行動することを求めているのがJCI。恐るべし、JCI。されど、さすがはJCI。そんな気がしました。

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