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精の付くもの

「最近、家内が料理をいっぱい作るようになったから食べ過ぎる」

先日の人間ドックである受診者の男性がぼやきました。がんを繰り返し発症させてしまう旦那さんのために、奥さんは”精の付くもの”をたくさん作って体力をつけてもらいたいと思うのでしょう。愛する旦那さん想いの奥さんの心配り・・・美しきかな夫婦愛!

なのですが、旦那さんの糖代謝が悪化し、脂肪肝ができ始めてきています。明らかにカラダが栄養を持て余し始めていますので、これは一大事です。がん患者さんや難病患者さんの免疫力、抵抗力を高めるために必要なのはカロリーではありません。先日紹介した梶本修身先生の本(『最新医学でスッキリ!「体の疲れ」が消える本』(成美堂出版))にも、高カロリー食は返って細胞の疲労を招いて、元気が出るどころか逆効果だということが書かれていましたが、わたしも同感です。もともとカラダが求めていないヒトにとって、返ってカラダに無駄に負荷をかけるかもしれないことに注意が必要です。

免疫力を高める!・・・やはり行き着くところはきちんとした生活リズムであり、質のいい睡眠であり、適度な運動であり、リラクゼーションであり、ビタミン・ミネラルと良質のタンパク質(牛肉より鶏肉のイミダペプチドが一番だということを勉強したばかり)であり・・・。でも、こと食事に関しては、「がんに効果があるモノ」「カラダに良いモノ」ばかりを集めてしまう(サプリも含めて)と、ただの”偏食”になりかねないこともご注意あれ。身内や愛するヒトのためにできることは何でもしてあげたい、という気持ちは痛いほどよくわかりますが、でも本人がよほど身を削るような生活を続けてきたというのでなければ、基本的には体質なので、無理やり手を加えようとしてもカラダが拒絶するのではないかと思います。カラダはココロみたいな気の遣い方をしてはくれませんから。

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