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膵臓がん

わたしが担当している受診者の方に膵臓がんがみつかりました。何となく続く腹部症状が気になって、かかりつけ医を通してうちの病院でいろいろ精査をしたら、進行したすい臓がんでした。

わたしと同い年の男性。最近お孫さんが生まれて、もっと長生きしたいから禁煙をしようかな、と云い始めた方。半年前には一通りの人間ドック検査だけでなくPET検査も受けたのに、そのときには何も異常がありませんでした。心配になって画像を見直してみましたが、やはり当時の画像には異常は見つけられませんでした。

こういう結果を見たとき、やはり無力感に苛(さいな)まれます。あんな高い金を払って受けた検査に何の意味もなかったのではないか?毎年受ける検査はただの自己満足ではないのか?・・・実は、正直なところわたしはこの世界に入ってからずっとそう思ってきました。生活習慣病は、「乱れた生活を模範的なものに」自分の生活を自分のカラダの求める形に変えさせる良いきっかけになるので人間ドックの意義は大きい。でも、がんはどうか?そのときに見つかればいいけれど、たまたま半年後に発見されるものであればいかんともしがたく、むしろ「こないだの健診では問題なかったから」と、早期発見を妨げる理由付けにもなりかねない。意外に、毎年の検査に意義がないかもしれないのはがんの方ではないかしら。

ただ、やはりこれだけは云いたい。人間、悟ったり、悟る方向に向かい始めたら、残る寿命は短いかもしれないということ・・・理由などありません。単なる経験上の感覚的な意見です。

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コメント

全く御意にございます。

強いて言えば
「毎年の検査に意義がないかもしれないのはがんの方ではないかしら」と有りますが、
全ての病に共通と思われます。

お釈迦様の教え「生老病死苦」(法華経)
生きていれば、老い、病気、苦しみ、そして死からは絶対に逃れられません!

毎度の抹香話  asuka3h 拝

投稿: asuka3h | 2013年11月26日 (火) 10時14分

asuka3hさん

おはようございます。
asuka3hさんから、きっとこういうコメントが来るだろうなと思いながら書いておりました。また改めてアップしますが、やはり私も考えを変えておりません。がん以外で検査を受けることの意義は、その値を見て運命の軌道修正することではありません。

投稿: ジャイ | 2013年11月27日 (水) 06時44分

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