漢字
今年を漢字一字で表現すると・・・というのがいつの間にか定番になってしまっていて、何かにつけ漢字一字を要求されます。日本全体としての今年の漢字は『輪』、わたしが応援するJリーグチームの今年の漢字は『淡』でした。
さて、では自分の今年を表す漢字は?と考えてみました。事あるごとに必死に考えてみたのですが、どうしても浮かびません。俳句や禅問答に似て、これはアタマを使いますし、教養とセンスが問われますので、なかなか慎重にならざるを得ませんが、そんなことをド返ししてもまったく浮かびません。そうか、センスがない凡人は、まずは今年の3大ニュース!とかを並べるのが常道だな・・・と思ったけれど、それまた何にも浮かびません。「今年、わたし、何をした?」「今年の自分て、何?」・・・突き詰めていけばいくほど何か虚しくなってきます。やむを得ず刹那刹那の記録=facebookの写真をながめてみると、結婚25周年だったということ以外には特別何も出てきません。これは困った。漢字を見つけられないことよりも今から重い腰を上げる年賀状の文面のネタが何もないなんて!
何もないから『無』とか『空』? これは返って「無の境地を極めた」みたいな感じでボツ。応援するサッカーチームがJ2に落ちたから気持ちと併せて『失』か『落』?いや、わたしの一年でしょ?そんな感じを選ばなければならないほどの負のアクションも皆無だったから違う。変わらないのだから『不変』?あ、2文字だ。『静』? いや、ココロは常に怒り心頭だった気もする。『常』? なんか違う。
先日配信された日経ビジネスオンライン(2013.12.16号)に『禅』のはなしがありました。「禅という漢字は、しめすへんに、単純の「単」の字で構成されています。つまり、複雑なものをシンプルに捉え直す直観力を磨くことが修行の1つの目的です。溢れる情報の中で何が重要なのか、本質を見抜く洞察力や忍耐力、意思力を養うことだと言い換えることもできるでしょう。」という山川龍雄編集長のコメントがなんかちょっとかっこよかった。
などと、アタマを休ませてみたけど、浮かばず。というか、なんかどうでも良くなってきました。何もなくても来年は来るさ。
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