間食指導の情報ファイル
定期的に送ってくる保健指導リソースガイド。特定健診・特定保健指導に従事する医療スタッフ向けの情報満載ですが、最近はなかなか新しい考え方が盛りだくさんです。「スローカロリー」の考え方もここの情報(スローカロリーの情報ファイル~低カロリーでも0カロリーでもない~」から知りました。
で、今回送られてきたのは「『間食指導』で考える生活習慣改善アセスメント~第2:関心期」です。
”わかっちゃいるけどやめられない”人たちへのアプローチ。なかなか面白いので、興味がある方はご覧ください。
「”わかっちゃいるけど、やめられない”;人は、頭では良くないと理解できていても、行動に移すことができないことが問題です。特徴としては、2つあげられます。まず、「できない理由(言い訳)が多い」こと。自分にはそれに対応出来ない理由があることを明言し、それを言い訳に思考停止してしまいます。周りの人など外的要因を理由にすることが多く、だから仕方ないといった方向へ片付けがちです。2つ目は、「行動変容することが、本当に自分のプラスになるのかを迷ってしまう」こと。将来の健康より、直近の障害(断ることで気まずい思いをする、食べることを我慢することでストレスがたまる等)を避けたい気持ちが立ちはだかり、あきらめてしまいます。どちらにせよ、生活改善にとりかかるきっかけがつかめず、行動に踏み出せない状況なのです。」とありました(佐野喜子/神奈川県立保健福祉大学)。いいとこ突いてますなあ。いいとこ突かれると逃げ場がなくなるんだよなーと思いながら読み進めます(笑)。
「従来の保健指導では、「健康行動にはメリットがある」ことが大前提でした。しかし、仕事や人間関係の方が優先で「自分の健康は二の次」と考えている人は少なくありません。いきなり、指導者の価値観や常識を押しつけるのではなく、相談者の生活ポリシーを認めた上で、疾病の予防や健康行動について、どのように考えているのかを確認します。」という<支援のポイント>に相槌を打つわたしです。
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