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要精検率(前)

この4月に、うちの施設の人間ドックの判定基準が大々的に変わります。というか、わたしたちが話し合って、歴史的な基準にメスを入れました。「要再検」という中途半端な判定をなくすのが主目的(この判定は紹介状を出すでもなく、どこか病院を探して自分で行って、あとはあなたの自己責任で、というわたしたちの逃げ道なんです)でしたが、長い間、日本人間ドック学会の推奨する判定基準と大きく食い違っていたうちの施設独自の基準をついでに見直そうということになったのです。「異常者」が異常に多くなるからと云う理由で基準を甘くしていましたが、その基準の数値に何の根拠もなく、単なる経験値=これくらいだったらほどほどに引っかかるのではないか?といった程度の理由でした。でも今は、グローバルスタンダードの時代。できるだけどこでやっても同じ判定基準にするのがスジだろうということになったわけです。

そのため、来年度から要精検率が異常に増えるのは必至です。もちろん、わたしたちは必ず結果説明をしますから、その時点で「1年後の経過観察」判定や「通院経過観察中」の判定に積極的に変えますが、それでも要精検率は確実に増えるでしょう。「要再検」判定を「要精検」に格上げする上に、その基準値が極端に厳しくなったのですから。

ところが、そうなると組織はそれをえらく懸念しイヤがるわけです。これまでの統計データと極端に食い違うので、受診者や保険者に説明が難しい!と。あるいは、せっかく精検率を目立たないように調整していたのに、他の施設より突出するようになるかもしれない、と。     (つづく)

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